よくわからないと思うがあと40時間後に、生まれて初めて(当たり前か)プロポーズというものを実行する(らしい)。即断即決即実行で、思ったことをすぐに出来ないと何も手につかなくなる嫌な性格が、上手くいくこともある(と信じて)。こんなことになったのも(背中を押してくれたのも)来月から東京に引っ越すことになったからだ。想像もしていなかった人生のコースがドカドカと方向転換し、決まってしまった。東京タワーとスカイツリーの間、ディズニーランドには299円・22分で行けてしまう、それも現実味のない話である。仕事は42人から一気に130000人になるらしい。実体のない怖さから江本さんとハイハワのコンサートを予約した。現実の生活であることを、気持ちを、魂を落ち着かせて欲しい。どろどろした不安はぶっ飛ばして、今だけは無敵な気分だ。数週間後、死んでいるのでしょうか。せめてゾンビで、土日は東京・シティー・ポップカルチャーに揉まれて遅すぎる青春ゾンビにならせてくれ。
話は戻るが、とても好きな彼女に婚約を申し込むのだ。正気かおれ?これがアップされる頃、僕は東京行きの飛行機に乗っていることだろう。どうなんですか、未来。こう決めたのも、お盆にお互い実家に帰省したとき、彼女の家の写真が送られてきたとき、目の前の自分の実家と同じ背景で、パラレルワールド上の実家であったからだ。何を言っているかわからないと思うが、僕の実家と彼女の実家は同じ家なのだ。生き別れた兄弟なのかもしれないとすら思う。キッチンにある外国製アルコールスプレーすら同じなのだ。全く違う場所に生まれ、知らない学生時代を送り、ここまで来た。のに、この1年足らずの日々が、これまでの26年間のそれ以外の時間が全部まるっと大丈夫な気持ちになったのだ。そして!いつだってごはんは美味しいし、一緒に毎週セブンルールを見たいのだ。正月はあんもち雑煮が食べたい!節分の豆を掃除のたびに発見したい!ひな祭りは手巻き寿司がしたい!次のお花見は東京でしたい!誕生日ははるバーガーが食べたい!梅雨は毎週映画三昧したい!夏はエアコン付けっぱで喉ガラガラになりたい!紅葉も雪の日もクリスマスも年末もまだしたことないことだらけしたい!のだ。生活を続けたいのだ。北海道だっって沖縄だってエジプトだって、空島も宇宙も未来も過去も、2029年だって体験したいのだ。
東京でしばらく離れて暮らすこれからの日々、見えないお守りが欲しい。と、こちらの勝手な思いをぶつけてきます。走れ、おれの人生!見えない速さで恋をこえろ!(優しい上司、悩みを聞いてくれた同僚に感謝、休憩時間にティファニーなんてもうこの先の人生でずっとないね!)
これにて、おれの人生”第7部 -完-”。
結婚までXXXX日、結婚貯金¥400,000-。(ラシーンを売った、また来世で会おうね)