日記

おれの人生はおれがやるぞ!

おにぎりサイズ(人生の25巻)

バレンタインを迎える度に思い出す記憶がある。お寿司屋さんのキッチンで働きながら手荒れが気になっていたらしい、すらっとしていて、記憶の中ではずっと日向のぽかぽかの光を浴びているお嬢さまにチョコレートを渡したこと、告白ではなく「推しています、本当にいつも学校に居てくれてありがとう、(何を?)頑張ってください、応援しています」とだけ伝えて逃げてしまったことを。色白にほくろの原点はここではないか。残っている高校の記憶の半分がこの一連の流れ、どうなっている私のメモリーカード。(沖縄時代、パン屋さんで突然告白するヤバいやつも思い出した)ほむほむの言うところの比較恋愛が地層のようになっている。どの地層を切り抜いても、初めて歌う自作のメロディの続きがシンクロしてしまう今がチョコミントアイスのキリッとしたエメラルドグリーンで覆われていることを信じて。

 

あと1ヶ月で結婚して2年になる。昨日食べた山食堂の「鰤のスモーク」の味を思い出して、脳内から目の前に出現させることが出来るか?じゃあ「とんぶりソースの唐揚げ」は?「青梅のシャーペット」は?よゆ〜を夜な夜なやって、1週間後にも同じことをしてゲラゲラやっている。まだ脳で鰤をスモーク出来る。毎日お昼ごはん用(実は朝ごはん用だが、昼に食べて昼食費を抑えていることは知らない。しかしその分お菓子を買ってしまう。学ランを着るために戻すぜ体型、目指すぜ伊賀大介)におにぎりを作ってもらうのだが、毎回同じサイズなのだ。3つ作ってもきっかり同じ。未だに毎日同じサイズにおにぎりを握れる原理がマジでわからず、ここにも魔法の存在を信じてやまない。

 

定期的にポケモンパンしか食べたくないというモードに入ってしまう。これは24歳を超えてから毎年起きるもので、誕生日が近づくと無意識に歳を取りたくない思いから幼児退行してしまうそれである。そんな私も今日で社会人になって6年が経った。そして社会人編シーズン5を終えて電車に乗っている。正直ずっと楽しいが勝っている、楽しいが大きくなっている、仕事の夢が自分の夢になっているが嬉しい。そう思えるのは"いつもの顔が浮かんで笑える"(フジ久たのむ!また見たい!)数が数珠繋に増えていくからであり、恥ずかしい顔向けなんてやるつもりないからだから。また今日で増えた。これはすごいことである。服で身体の拡張を取り込むはずが、家族の拡張をしてしまっているのだから!これは発明であり、自己肯定感をぶち上げる1番強度の高い方法だ。仕事の状況でいうとワンピースで言うところのアラバスタ編が終わって"1億の男"の巻であり、やっとここから新世界への入口を知れるかもしれないスタート地点に立ったようなところだ。(アーロン戦のナミに帽子を被せるところ、ビビとの別れのように別れ際に背中でバイバイをするの、完全に少年漫画すぎるでしょ、自分…となってしまう)32歳で原宿店をやる。それを一種の予言としてここに記録しておく。これまでだってそうだった、言葉にしたら何もかもがその方向に進んで収束する。そして何か思いもしなかった良いことが起こるし、そうねじ曲げていくだけである。そうだよね!(大前提として平和であるということ)

 

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